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私たちはまだ、終わらせていないものがあった。

 

「元素P」の正体、そして周辺を取り巻くエレメントの作用、

時折聞いた、謎の宗教団体の噂……

それらの解明だった。

 

それを待たずして、学園は姿を変えた。

 

一見新しく生まれた平和の中にもまた、小さな痼りがある。

 

歩みを辞めない、

そんな人がひとり、ふたり、そして、たくさんいたのなら

またいつか、学園の門は開かれる。

私たちを、迎えてくれる。

 

瓦礫の山からひとつ、小石を拾う。

これはきっと、いつか見たすふげの花のように、

強い魔力を秘めているんだ。

 

 

（削除したらもったいないので前回の文は

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